めむろかしわ保育園における給食誤嚥事故について

令和3年6月15日、めむろかしわ保育園で起こしてしまいました、昼食時における給食誤嚥による事故についてご報告します。

 

当該児童は、配膳されたパン2切れを食べたことで喉が詰まり、救急搬送されました。現在も入院加療中です。改めて、児童につらい思いをさせていますことに心からお詫びするとともに、ご家族にも大変なご心痛をおかけしていますことを申し訳なく思っています。児童の1日も早いご回復を願うばかりです。

 

当法人では、事故調査委員会を発足させ、事故の原因究明と再発防止策の検討を進めてきました。

今回の事故に関しましては、事故当初における説明の中で、保育園として、過失があったものと捉えておりますと説明させていただきましたが、これまでの事故検証を行った結果、多くの児童をお預かりし日々保育に当っている職員には予見が難しい状況下で生じた事故でした。

結果として、保護者との間で、児童をお預かりし安全に保育する責務がある当保育園において、これに反して誤嚥事故を発生させてしまったこと、また、迅速且つ適切な手当ができず当該児童に対し、重篤な状態を招いてしまったことについて、当保育園を運営する当法人には重大な責任があると痛感しております。

 

最終的には芽室町が設置した事故検証委員会の結論を待ちたいと思いますが、当法人として、再発防止に向け、勤務する職員らで検討し、あらゆる場面において改善を図ることにしました。例をあげますと、3才未満児については、順次配膳していたのを止め、用意したトレイに各テーブルの園児分の給食全部をセットした後、保育士が見守るなかで食事を始めるように改めました。また「誤嚥・窒息」に関する危機管理マニュアルを独自に作成し、職員間で徹底しています。

 

たくましく、心豊かな子どもに育てよう、との保育目標のもと、職員一丸となって、誠実に保育業務にあたって行きたいと思っております。

 

最後に、理事長 竹島は、当保育園を運営する施設で重大な事故を起こしてしまったことの責任をとって、理事長を退任いたします。

 

令和3年10月15日

社会福祉法人 十勝立正福祉事業会

理事長  竹島敏治